若年化している心の病気

その他

早く治すために大切な事

年々患者数が増加傾向にあるうつ病。これまでは成人した大人がかかる病気と言われていましたが、罹患者数の増加に伴い、その年齢も若年化してきています。思春期である中高生はもちろん、さらに幼い小学生でもうつ病にかかってしまうリスクがあります。一説では小学生の10人に1人はうつ病にかかっている、もしくはその傾向があるとのデータがあるようです。小学生鬱病の場合、本人がまだうまく自分の不調を訴えたり表現したりする事ができないため早期発見が難しく、親や学校の先生など身の回りの大人がなるべく早く気づく事が大切です。大人の鬱病であれば気分の抑うつ状態が症状として現れますが、小学生鬱病の場合は気分の落ち込みではなく怒りやイライラしたり、赤ちゃんのようにグズったりするような場合もあります。その他にも大人と同じように不眠症状が出たり、食欲の減退や頭痛など身体の不調が症状として様々現れたりする事があります。子供の場合は自身で「休む」や「病院に行く」など判断する事ができないため、回りの大人が治療に向けて早期に動き出す事が大事なのです。

小学生鬱病の場合も治すには学校を休んで休養ととる事と併せて、病院で治療を受ける事が大切です。大人の精神疾患と同様に心療内科やメンタルクリニックが専門になりますが、まだ小学生くらいだと普段は小児科に通っているという子も多く、始めはただの体調不良を疑って小児科を受診する人も少なくありません。もちろんそのような対応も間違いではありません。小児科医の判断で心療内科を紹介されるケースも奇特ではないからです。そもそも鬱病はストレスのみが原因で起こる心の病気ではありません。医学的にも原因が全て解明された訳ではありませんが、脳の神経伝達物質が不足する事で起こると言われています。そもそも精神年齢が未熟な小学生が鬱病にかかってしまうと、そのフォローは休学や薬の内服だけでは不十分です。復学に向けて精神療法を受けたりリハビリを行ったりと長期戦になる可能性が非常に高く、子供本人よりも親の方が参ってしまったり焦ってしまうという二次被害も想定されます。そのため、小学生鬱病との闘病には、子供本人の心療内科受診も必要ですが、親にとっても対応方法を学ぶ目的で非常に大切な治療行為と言えます。

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